代表コラム

代表・松下の日々の思いや講演会で話したこと、各方面へ寄稿した内容などを文章にまとめ、
ゆっくり更新していきます。

2016/09/15 早期療育の重要性「早期療育がなぜ大切か?」

磐田市内でも児童発達支援事業所(就学前の療育施設)ができ、早期療育の取り組みがされるようになってきました。
今回は、早期療育がなぜ大切かについてみていきます。

“療育”というのは、心身機能及び発達状況に障害を持つ子どもに対する専門的な教育支援のことです。
児童発達支援の専門スタッフによって、
子どもの個性や障害内容に合わせた発達支援(社会適応促進)のための療育のことを指します。

早期に療育の機会に恵まれると、特に乳幼児期であれば、心身が柔軟に発達する時期でもあり、
その期間の療育的支援は、障害の改善により結びつきやすく、
障害を軽症化でき、集団への適応力が育つことにつながります。
そのことによって、個々に応じた健やかな成長、自立を目指すことができ、二次的な障害の予防ができます。

つまり、乳幼児期の子どもには、
“専門的な学習方法・個別的なトレーニング”といった教育的アプローチによる発達的な可塑性があるので、
早期発見・早期療育によって障害による不利益がより軽減されやすくなるということです。

さらに、一般的に年齢が低い段階で『適切な療育』を始めるほど、
その治療効果は高くなり青年期以降の社会適応力も向上しやすいという利点があるといわれてます。

発達障害の方で問題になるのは、二次的障害です。
二次的障害として、大人になって大変になってしまうケースに遭遇することが多々あります。

子どもの時に、必要と考えられる療育を行わないままでいたことによって、
初めから持っている発達障害や知的障害から派生する
『二次的障害(過度の依存・自傷行為・情緒の混乱や衝動性・迷惑行為・ひきこもり・道徳的判断の喪失・言語障害など)』
の問題が深刻になってしまう可能性があるということです。

その上、児童期に、生命の大切さや他者の権利の尊重という善悪観を認識できない『行為障害』があるのに、
適切な専門的療育を受けないままでいると、思春期以降にその人格構造の偏りや歪みが固定化されてしまい
『反社会的人格障害』へと発展しまう恐れもあるといわれてます。

以上のことからも、早期に療育を受けることの大切さが理解できるかと思われます。
お子さんが小さな時には、子育てでも大変な状態なのに、さらに療育の必要までと思うと、悩みも多いことですが、
大人になってからのことを考えるとやはり早期に取り組まれるのがよいと思われます。

なによりも、幼少期であれば、親が中心となり療育の前面に立ち、
子どもの一番の理解者、支援者となることができるからです。


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